肝硬変になる原因

肝硬変の原因でもっとも多いのがウイルス性の肝硬変で、B型肝炎ウィルスとC型肝炎ウィルスによるものがほとんどです。日本人の場合はアルコール性の肝硬変は少ないと言われています。

 

 

肝硬変になる原因

肝硬変の原因では、ウイルス性の肝硬変で、C型肝炎ウィルスによる肝硬変が、全体の肝硬変の半数以上を占める、主な原因となっているようです。医師に突然、貴方は肝硬変ですと言われる事も例としてはあるようです。ウイルスによる肝硬変の発症は、アルコール性の肝硬変と違い、自分では防ぎようがないのが原因なようです。健康診断等でGPT(グルタミン酸ピルビン酸転移酵素)やGOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)の値が高い場合は少なからず肝臓が弱っている状態です。その時点で生活習慣を改めるなり、病院で適切な診断と治療を行う事が良いでしょう。

 

ウイルス性肝炎との関係

日本人の場合でもっとも多いのが、A型~B型ウイルスの中でも、肝硬変に進行するのは、B型肝炎ウィルスとC型肝炎ウィルスによるものが多いようです。B型肝炎の場合は、症状が出ない無症候性キャリアの方がほとんどで、全体の10~20%の方のみが肝炎を発症します。これがC型肝炎ウイルスの場合は、B型肝炎ウイルスよりも肝炎や慢性肝炎、肝硬変や肝臓癌に進行する割合が高くなるようです。ですが、他人の血液に安易に触れたりしない限りは、C型ウイルスやB型ウイルスには感染しないので、常識的な日常生活をしていれば大丈夫と言われております。

 

アルコールと肝硬変の関係

大量飲酒による肝障害を総称してアルコール性肝障害と呼びます。アルコール性肝障害は大量飲酒を継続することにより脂肪肝から肝炎あるいは肝線維症、肝硬変へと進展します。酒は百薬の長とも言われますが、適量のアルコールは健康増進に良い面もあり、日本酒で表しますと、1日1合程度の飲酒は、実際に、心や脳血管障害のリスクを減らすとも言われています。ですが、アルコールも長いこと大量に飲んでいると比較的短い期間で肝硬変になってしまいます。アルコール性肝障害による肝硬変の場合には、禁酒だけでも肝臓に掛かる負担が減少されるようです。

 

人生の幸せは肝臓で決まる