ペグインターフェロンによるC型肝炎の治療

ペグインターフェロンはインターフェロンを、ポリエチレングリコールで覆うこで、血中濃度が緩やかに変化するようにした物です。抗ウイルス薬のリバビリンを併用することで、C型肝炎のウイルスを除去する確率が大幅に上がったとされています。 

 

 

ペグインターフェロン治療とは何か?

以前はインターフェロンの治療では、週3回の注射だったのが、ペグインターフェロンを使用する事で週1回で済むようになりました。インターフェロン療法で充分な効果が得られないまま、副作用の苦しさだけが残った感染者の中でも、ペグインターフェロン治療で、50%~の人が完治しているという結果があるようです。ペグインターフェロン・リバビリン併用療法は、今までよりC型肝炎の中の療法でも極めて完治力が高く、 負担も少なくなってきたC型肝炎の治療法です。ですから、副作用が耐えられる状態の感染者であれば、少しでもウイルスが減って炎症がとれることが、肝癌から遠ざかる方法になる可能性はあるので、可能な限りは検討した方が良い治療と言えるでしょう。 

 

ペグインターフェロンによるC型肝炎の治療

肝炎ウイルスの型や、ウイルス量などにより治療方針がかわります。インターフェロンだけの陰性化率は低いと言われており、ペグイントロンとレベトールの併用療法により、以前のインターフェロン単独の治療で治らなかった方も含め、48週間の投与で約50~60%人のウイルスが陰性化しているようです。ペグインターフェロンは2週間程度の入院を要する場合もありますが、一週間に一回ほどの注射を、血液検査などで診察しながら、二ヶ月くらい続ける必要があるようです。ですが、併用するインターフェロンによっては、週3度の注射が必要なものもあり、連日の点滴を繰り返す治療になる事もあるようです。

 

ペグインターフェロンによる副作用

 

EBウイルスには特効薬はありません。安静と対症療法が中心で自然に治ります。咽頭痛がひどい場合は、アセトアミノフェンなどの消炎鎮痛薬を用います。血小板減少や肝機能障害の程度が強く、症状が長引く場合は、ステロイドホルモン剤を用いるこ事もあります。肝機能障害には、肝庇護剤を用いることもあります。安静にしていれば経過は比較的良好で、1~2週間で解熱し、リンパ節の腫れも数週から数カ月で自然に消えます。重症の場合は、血漿、交換療法や抗癌剤が用いられます。合併症に対しては、それぞれに対応する治療を行います。ただし、EBウイルス感染症が治癒してから細菌感染症にかかった場合、アンピシリンを用いることがあるようです。感じる事がある場合は医師の指示を受けることが大切でしょう。

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