肝臓がんの症状・末期症状
肝臓癌では初期では特有の症状というようなものが出にくく、発見されにくいのが特徴です。だいたいの場合は、肝硬変も進行している状態ですので、症状としては進行した肝硬変の症状と同じ症状になります。
肝臓癌の症状は?
初期では、食欲不振・体重減少・全身倦怠感・疲れやすい・微熱にくわえ、肝硬変の症状である、肝臓機能低下による腹痛、腹部膨満・腹水、黄疸が出てきます。他にも手のひらが紅色になるクモ状血管腫も見られる事があります。この状態でも、血管やリンパ管から成分が漏れ出した、腹水として腹部に溜まり、お腹も張ってきますので認識できるはずです。 さらに進行すると、静脈瘤が破裂し、吐血や下血、肝臓が体内の有害物質や老廃物を処理しきれなくなると、肝性脳症(意識障害)などの症状も出てくる事があり命に危険が生じることがあります。
肝臓癌の発見はできるのか?
加齢と共に健康リスクは高まってきますので、肝臓癌の検査を初め、年に1回程度検査を受診しておいた方が良いでしょう。病院によって設備や専門医のレベルに差があるというのが現実で、正確さを求めるのなら、検診を受ける病院にもこだわった方が良いと思います。自覚症状が出た時では遅く、すでに癌転移が始まった状態で肝臓癌の検査を受けるよりも、転移開始前から治療を開始することが大切と言えるでしょう。健康を維持するためには、多少の時間や費用をかけることにより、その後の生活が健康なまま過ごせる方が良いのではないでしょうか。