B型肝炎の治療について
B型肝炎とは、B型肝炎のウイルス感染によって発症する疾患です。血液や体液、注射のまわし打ち、刺青などからの感染が多いといわれています。感染しても自覚症状はあまりでないうちに約60~70%の人は完治するようです。
B型肝炎の種類
急性B型肝炎:ウイルスが約1~6ヶ月の潜伏した後、一時的に肝炎を発症します。人により症状や程度は様々といわれ、ウイルスに対し抗体が出来る人もいる一方、肝炎の症状である、黄疸や倦怠感が出る人もいます。最悪のケースは、悪化し劇症化し致命的になる場合もあるようです。慢性B型肝炎:血液・生化学的な肝炎が約6ヶ月以上続くと、慢性といわれます。ほとんどが母子感染ので、B型肝炎の場合では急性から慢性へと移行する事まずないとされています。生体免疫機能がB型肝炎ウイルスを肝細胞ごと破壊するため、炎症がおこり、B型肝炎へと移行します。たいていの人は約数年間の肝炎で獲得免疫により完治するようですが、約10%の人は持続性肝炎となり肝硬変や肝ガンなどにかかる可能性が高くなるといわれています。
B型肝炎の予防策
HIVとほぼ同じ感染経路ですが、感染力はB型肝炎の方が強力(たった1コの分子で簡単に感染する)だといわれています。しかし、必ず抗体ができるわけではなく、また、できたとしても永続的ではないので、医者の指示にしたがってください。最近では、B型肝炎は性感染症のひとつともいわれています。血液・体液が粘膜と接触する事による感染ですから、コンドームなしでのオーラルセックスにも注意が必要です。数ヶ月おきに計3回病院で打ち、生体内に抗体を作ります。他にも唾液にウイルスは存在しますが、現在までの感染例はないようです。