ZTTの検査について(基準値や異常値の場合の考えられる疾患等) -肝機能の検査

ZTTは硫酸亜鉛混濁試験とも呼ばれおり、肝機能を調べるための検査です。ZTTは血清タンパク質のγ-グロブリン(血漿タンパク質の画分の一つです)という物質を測定をします。

 

 

ZTTの検査について

ZTT(硫酸亜鉛混濁試験)は、血清中の蛋白の性質を調べる検査です。血清中の蛋白の、約80%は肝臓で作られております。肝臓に病変があって、肝機能が低下すると、肝臓がつくる血清蛋白のアルブミンが減少し、相対的にγ-グロブリンが増加してきます。ZTTの検査では、混濁の程度が、γ-グロブリンの濃度と比例して高くなります。慢性肝炎や肝硬変で上昇し、膠質反応検査で異常があると、肝臓の機能に異常があることが分かります。異常があると、試薬を加えた際に血清中の蛋白が凝固して濁ったり、沈殿物の量が増えると言われています。

 

ZTTの検査での異常値の場合の考えられる疾患

まず基準値ですが、基準値:ZTT4~12、要注意:ZTT13以上で、肝臓に病気がある可能性が強いので、肝機能障害が認められます。基準値以上での見つけられる病気は、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、膠原病、悪性リンパ腫などあるようです。血清中のアルブミンとグロブリンの量によって混濁度が変わるため、異常値によって肝臓に障害が起こっていることがわかります。ZTTは副腎皮質ホルモンやステロイド系免疫抑制剤、抗腫瘍剤を長期使用していると低めに出ます。ZTTの値は低くても病気が隠れている場合がありますので、楽観視はとても危険なようです。

 

ZTTでの肝機能の検査

ZTTとは、血液に試薬(チモール・硫酸亜鉛液)を混ぜて濁り具合を調べる検査です。γ-グロブリンの量が多いほど、血液の濁りが強くなります。慢性肝炎や肝硬変の診断、進行の程度をみるのに有効とされていますこれまでに肝炎にかかった人は、肝炎が慢性化することがあります。ZTTは、肝炎が慢性化しているかどうか、または肝炎から肝臓がんや肝硬変に進行しているかについて、知るための重要な手掛かりとなります。ただこの方法の場合、『IgE(アレルゲンに対して働く免疫グロブリン)が増えると濁りが強くなります)』などの症状があり、正確さを欠くため、次第に用いられなくなってきています。
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