血液造影検査(アンギオグラフィート)- 肝臓病の検査

血液造影検査(アンギオグラフィート)は、血管造影検査室において清潔区域内で、カテ-テルと呼ばれる細い管を血管内に挿入して、造影剤という薬液を血管内のカテ-テル先端から注入し目的とする病変部位血管を造影して診断、治療を行います。

 

 

血液造影検査(アンギオグラフィート)とは?

血管造影検査とは、X線不透過物質である、ヨード造影剤を使用して血管の形態、血流状態を連続的に撮影することにより、動脈あるいは静脈の病変を診断する検査法です。先天性心疾患、血管性病変(動脈瘤、静脈瘤、動静脈奇形、動脈硬化、あるいは血栓症による血管の狭窄および閉塞など)の診断や、脳、肺、肝臓、腎臓および四肢などの腫瘤性病変の診断などを目的に行われています。 近年では診断のみではなく、血管の狭窄部位を拡げる血管拡張術、腫瘤を栄養する動脈を人為的に閉塞させる動脈閉塞術など、血管造影検査の手技を利用した治療も行われるようになっているようです。 

 

血液造影検査での肝臓病の検査

肝臓は人体の臓器の中で最も大きな臓器です。 ここには多種類の悪性腫瘍が生じます。 正常な肝臓は主に門脈と呼ばれる静脈から栄養を補います。 しかし肝細胞癌は主に肝動脈から栄養を補います。門脈は主に胃・小腸・大腸・脾臓などからの静脈が集まって肝臓へ流入し、この静脈は肝臓を通り、肝静脈から下大静脈へ、そして心臓へと流入します。カテーテル操作をしやすい太い動脈(主に足の付け根)へ麻酔をし、そこからカテーテルを入れます。 この検査では門脈の血流状態、肝細胞癌へ栄養を送る動脈を調べます。検査のほかにもカテーテルから抗癌剤を肝細胞癌へ注入し、栄養を送る細かい動脈の血流を遮断して治療することもできます。 これを経カテーテル動脈化学療法塞栓術と呼ばれます。

 

血液造影検査での副作用

血管造影検査では、検査、治療を問わず、造影剤というエックス線画像に写りやすくなる薬剤を使用しますが、基本的には24時間以内に尿や糞として排出されます。影剤を使用する時には副作用例としては、吐き気や、発赤、蕁麻疹などや、重篤な場合はショックなどが起こる場合があります。過去に造影剤を使用した検査で副作用があったという方、喘息やアレルギーをもっている方は副作用が起こる確率が高いといわれていますので、検査前に、必ず担当の医師にお伝えください。また、検査中に、すぐに副作用が起こるのがほとんどですが、まれに数時間後、数日後に症状が出る場合があります。その時は、医師に連絡をしてください。
人生の幸せは肝臓で決まる