風疹(感染経路・症状・治療)
風疹は子供に多い病気として知られていますが、大人でもかかることがある病気なのです。風疹(ふうしん)は麻疹(はしか)と似ているため、3日はしかと日本ではよく呼ばれているのを耳にしますね。
風疹の感染経路
風疹は、春から初夏にかけて患者数が爆発的に増加する傾向で、咳やくしゃみなどを通じて感染が広がり、飛沫感染するようです。風疹は、誰もが一度はかかるウィルス性の病気なので、小さな子供が感染するのならこれといって問題はありません。ですが、麻疹と似ていて重症化はしないものの、合併症の心配があるようです。一度かかると免疫が生成され、再び感染しても発症することは通常はありませんが、再感染が先天性風疹症候群の原因となることがまれにあります。発疹だけでは医者であっても診断しにくいようです。血液検査で風疹に対する抗体価の変化があれば、風疹だと診断できるようです。
風疹の症状
風疹感染によって起こる症状は、2週間~3週間の潜伏期間を経て、発疹、発熱、リンパ節の腫れなどです。発熱や発疹より先に耳の後ろから首筋にかけて、リンパ節の腫れが起こってきます。赤色の発疹は、顔から始まり、急速に体や手足に広がっていきます。手足に発疹が出ると、顔の発疹は消え始めます。すべての発疹が消えるまで、だいたい3日~5日くらいかかります。それと、風疹にかかった場合、妊婦に接触しないよう配慮する必要があります。妊娠初期の妊婦が感染すると、胎児が風疹ウイルスに感染して、聴力、視力、心臓機能などに障害を持って生まれてくる場合があるからです。